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母の住む世界

ああ介護

認知症が進行しているんだ、
ということは理解しつつも、
毎日、毎日、

はあ〜??????

ということが起きる。


UnsplashNickolas Nikolicが撮影した写真

朝、食事の用意をしつつ、
決まった時刻になると
母を起こしに行く。

寝覚めの水分補給と
食前の薬の服用のための水、
そして温めたタオル。
顔や身体を拭いてあげる。


上半身はパジャマから洋服に着替え
トイレへ。
便座に座る前に
夜の間中あててずっしりと重くなった
尿取りパッドを抜き取ってあげる。



トイレから出ると、
母は夜の紙パンツから
用意しておいてあげた
布パンツ+昼用のパッドにはき替え、
ズボン下、ズボンをはく。

こんな流れだ。


この後、リビングに移動して
朝食を食べるのだけれど・・・。


UnsplashHosein Sediqiが撮影した写真

最近はトイレから出ても
次やることがわからないことがある。

毎日の同じ流れがわからない。

ちゃんと用意された洋服が
横に置いてあっても。

さらには

洋服を身に付けたのを確認し、
朝食を準備して待っているのに
母がリビングに一向に現れない。

見に行ってみると、
またベッドに横たわっているのだ。

今 寝る準備を整えた、と勘違いしている
ようだ。


夕方は夕方で、
デイサービスから帰宅後
リビングの椅子に座って夕食を待つ時間に
寝室の方へうろうろ歩く母。


UnsplashDanie Francoが撮影した写真

夜のパジャマなどを準備よく
置いておくなどすれば、
それらを見たとたんに
寝るモードに切り換わり、
着替えてしまったりするので、
早めの準備はご法度だ。


でももう、置いてなければないで
ベッド脇の呼ベルを鳴らして
「何にも(準備して)あらへん」
とパジャマの準備を

迫る。


「まだ晩ご飯食べてないよ!!」
大声で叫ぶワタシ。

叫ぶのは
耳が遠くて聞こえないからだ。

UnsplashJessica Pampが撮影した写真



朝と夜がわからない。

朝と夜が逆転。


母はもう
ワタシたちの住む世界と
違う世界にいるようだ
遠い世界に行ってしまったようだ。


 

 

 

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