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結婚と離婚 その1、の4

結婚&離婚 

離婚を決意し、
9歳の娘を連れ
母ひとりが住む実家にもどり
生活を始めたものの、
築50年以上の旧家は
古くて不便、寒くて暑い。

大急ぎで片付け、
最低限のスペースを空けたものの
昭和初期世代の親の家”あるある”!
物であふれて収集がつかない状態。

贅沢は言えない。

屋根の下で寝られれば。

自分の都合で娘と共に舞い戻ってきた
ワタシを受け入れてくれた母には
感謝しかない。

こうして離婚への一歩を踏み出した。

が、

前途は多難 だった。

離婚申し立ての調停を起こしたが、
相手は精神的疾患を理由に
向き合おうとしてくれない。

調停初日なんて、
自分の主張だけ調停員にぶつけ、
1度の面談だけでさっさと
帰ってしまわれた、と
調停員も呆然とされていた。

それでもその後、調停は回を重ねた。

仕事を早退して何度も裁判所へ
足を運んだ。

が、一向に埒が明かなかった。

もうそろそろ結審したい、という
疲弊した調停員とワタシの願いと裏腹に
離婚に応じようとしてくれない。

結局、調停では離婚は不成立に終わった。

絶望的な気持ちだった。

母子家庭に支給される 児童扶養手当も
支給してもらうことができないまま、
パートの給料で生活している状態が続いた。

母が住む場所を与えてくれ、
負担してくれていたから
何とかやっていけたのだった。

この先どうしたら・・・。

しばらくして、
一通の文書が届いた。

 

相手が立てた弁護士からだった。

 

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