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結婚と離婚 1度目(5)

結婚&離婚 

離婚調停が不成立
に終わり、
失望感に襲われていたところへ
届いた一通の手紙。

夫側が雇った弁護士からだった。

一瞬、ぞくっとくるものがあった。

けれど。

ある意味、
願ったり叶ったり、だった。

初めから弁護士に依頼できれば
間に入って交渉を
手際よく進めてくれるだろうと
思っていたが、

弁護士を雇うには
それなりの費用がかかるだろう。

娘と2人、生きていくために
できるだけ支出は抑えたかった。

相手方に雇われているとはいえ、
弁護士が入ってくれれば
早く解決へと向かうだろう。

ありがたいことだ!

それくらい
自分は正々堂々としていた。

自分に落ち度はなし、という
確固たる自信があった。

相手は頭の切れる弁護士、
だとしても
ワタシは正論で戦う。

ワタシの常識は、
世間の常識から
外れていないはずだ。

大丈夫。


解決に向かって進みだした。

そのことが嬉しかった。

 

ワタシと相手方弁護士の間での
書簡でのやりとりが
この後 延々と続くことになる。

本当に延々だった。

当時 パソコンを
元の家に置いてきていたワタシは
毎回 手書きで書簡を書き、
コピーをとって送った。

何通もの書簡をやり取りした。

果たしてこれは
いつか終わりがくるのだろうか、
と気が遠くなるほどの

すごい数となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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