まさか自分が
2度の結婚を
するなんて、ね。
1度の結婚でさえ
できるのかな・・
と現実味を感じなかった時期も
あったのに。
一生涯独りという生活も
想像にはなかったけど。
母の結婚相手、
つまりワタシの父は
厳しい人だった。
夫としては
しんどいタイプだったんじゃ
ないかなと思う。
小さい時は娘として
可愛がってもらった思い出も
もちろんあるけど、
小学校高学年くらいの頃には
父が仕事から帰ってきて、
車をガレージに
入れている音が聞こえてくると
緊張感を感じたものだ。
父はたくさんの姉妹の中の
唯一の男児であり、
待望の、跡次ぎ息子だった。
若き日の父は
そこそこイケメンで
学業成績もよく
スポーツマンだった。
社会人になって勤め出した頃には
もて男子だったらしい。
父からのダンスの誘いがかかるのを
待っていた女子達がいたとか。
(当時、流行っていたらしい)
一方の母は生真面目で、
洋裁・編み物は得意だけど
ダンスなんてとてもとても・・・
なタイプ。
自分とは正反対の相手に
惹かれることは
よくあることで。
同じ職場で見つけた
母の貞淑な性格は
父には
新鮮だったのだろう。
ダンスに誘われついていく女子、
ではない母を
父は結婚相手に選んだ。
弁が立ち、度胸があり、仕事ができ、
外ではユーモアに富んだ父だったが、
大事にされてきた跡取り息子、
威圧的な空気を
プンプンさせていた父に
母は窮屈な思いを
強いられたに違いない。
おまけに両親同居の家に
嫁いできたお嫁さんだ、
窮屈でないわけがない。
( 頑張ったねえ、お母さん!)
ワタシが小学生の頃、
「子ども教育は母親の責任」
と父が口にしているのを
見たことがあった。
自分の期待通りにいかなかった
兄の子育てのことで
母が父になじられている場面を
一度目にしたことがあった。
その姿は暴君だった。
結婚するなら、絶対にやさしい人。
父のようなタイプは嫌。
そう思うようになった。
やさしい人。
しかし、
大概 誰でもやさしいのだ、最初は。
結婚した2人の夫もやさしかった。
・・・最初は。
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